事前調査とは、その土地の形状や立地、土地の高低を調べ、あらゆる要因からその土地の地盤状況を想定する方法です。
事前調査を行う際には資料調査及び現地踏査の2つがあります。
資料調査では「土地条件図・地形図及び旧版地形図・地盤図」等の既存資料を用いて、その土地の地盤堆積状態、土地利用の変化等を知る事ができ、基礎設計に必要な地盤情報を把握します。
現地踏査では切土・盛土等の造成形態や、周辺家屋や道路等の異常を観察します。
弊社では確かな知識や経験をつんだ技術者が実際に現地へ行き、地盤リスクを予め予測する事により適正な地盤解析に役立てています。
弊社では小規模建築物(主に一般住宅向け)を対象した場合の地盤調査にはスウェーデン式サウンディング試験を用いています。
スウェーデン式サウンディング試験は手動式・機械式(半自動式・全自動式)があります。手動式及び半自動式は作業・記録等は調査員が行い、全自動式では作業・記録等がすべて自動化になっております。
弊社では全自動式を用いている為、個人差によるバラツキがない正確な地盤データの収集を可能にしました。
調査は通常、計画建物の4隅と中心のポイントで測定を行います。しかし、土地の条件(主に山地・低地)によっては切土・盛土等の造成形態、地盤堆積状態により調査データの差異が生じる時があります。
その際は、追加ポイントをとる事で正確な造成形態、地盤堆積状態を把握し、基礎設計に役立てます。
カケヤあるいは起振器で人工的に発生させた弾性波を地表面上に設けた受振器により速度としてとらえ、速度の深度方向の分布から地層の構成や地盤の硬軟の程度を把握する調査法となり、非破壊試験の一種で測定も容易であります。
地質・地盤の状況を知る為に建築物(主に中型・大型建築物)等の地盤沈下、地すべりなどの予測・災害対策として行われます。
掘削孔を利用し標準貫入試験、孔内水平載荷試験、現場透水試験等の各種原位置試験が同時に行う事が可能です。
弊社ではボーリングコア試料、柱状図、地質推定断面図、試験結果(室内土質試験・原位置試験)などの設計資料を提出します。
構造物を設置する地盤に載荷板を通じて荷重を加え、荷重と沈下量の関係から地盤反力係数、地盤の支持力を求めるために行う原位置試験で、実際の構造物の支持力の検討に用いられます。
従来の環境分析で問題だった費用、解析時間を従来の公定法にこだわらず、ICP-MS、蛍光X線をもちいて、汚染の原因物質である重金属の溶出、含有量を分析します。又、VOC(揮発性有機化合物)の検査はVOCモニタリング装置を用いて検査を行います。
ただし、公定法分析とは分析方法が異なる為、計量証明書とはなりませんのでお客様の自主検査や内部資料としてご利用ください。