表層改良とは、セメント系固化材と対象土を撹拌、混合及び転圧を施し、均質な安定処理地盤の造成を行い支持力の向上と不同沈下を抑止することを目的とする工法である。
※適用外地盤
・良好地盤が表層から2m以内にある場合に適応可能である。
・土以外の産業廃棄物等については良質土に置き換えるなどの対応が必要である。
・改良範囲に地下水位が確認される場合。
柱状改良とは、セメント系固化材と水を混合撹拌したセメントスラリーを作製し、セメントスラリーを撹拌装置先端より吐出しながら回転・掘進することで、対象土とセメントスラリーが固化反応し、柱状の改良体を製造する事で支持力の向上と不同沈下を抑止することを目的とする工法である。
※適用外地盤
・基本的に改良長は2.0m以上、8.0m以内に支持層が確認される場合に適用される。
・支持層の傾斜が30度以上の地盤。
・地下水に流れがあり、地下水が安定していない地盤。
一般構造用炭素鋼鋼管(JIS G 3444 STK400以上)を回転圧入によって、所定の深さの 支持地盤に根入れし、鋼管先端部の支持力によって建物荷重を支持させる工法である。
※適用外地盤
・基本的に改良長は2.5m以上、鋼管軸径の100倍以内に支持層が確認される場合に適用される。
・撤去困難な岩塊等が確認された場合、鋼管の高止まり、変形の可能性がある。
ジオクロスを2方向(縦横)に敷設することにより、土のせん断抵抗を高め、住宅の不同沈下を防ぎます。
土に加わっている力をシート敷設効果で分散させることにより、均質な地盤を形成することを目的とする工法である。
※適用外地盤
・軟弱層の厚さが異なっている地盤。 (切盛地盤にまたがっている場合も含みます)
・現状地盤から新たに盛土される場合。
・未分解の著しい有機質土が分布している場合。
クラックとは建物の外壁や内壁などに発生した亀裂やひび割れのことである。
クラックには大きく分けてヘアークラック(収縮クラック)と構造クラックの2種類がある。
ヘアークラック:乾燥収縮や膨張などによって表面に生じた幅0.2~0.3㎜以下の細く深さのあまりないクラック。
特に構造には影響しないひび割れなので、補修の必要はありません。
構造クラック:設計や施工時の欠陥によって基礎の内部から生じたクラックのことである。
幅0.3㎜以上で深さが5㎜以上ある場合は構造クラックの可能性が非常に高く、補修をせず
放置すると基礎の強度が低下し、建物を支えられなくなる場合もあります。
コンクリートは乾燥収縮によるひびが入りやすい性質であり、クラック幅や深さによっては水分が浸入しやすくなり、
中の鉄筋が錆びコンクリートを押し広げて強度が低下します。
弊社はクラックの症状に合わせた適切な改修方法をご提案しております。
エポキシ樹脂注入工法